特別展「黄金のアフガニスタン―守りぬかれたシルクロードの秘宝―」(東京国立博物館)
東京国立博物館の特別展「黄金のアフガニスタン」―守りぬかれたシルクロードの秘宝―を観て来ました。
何がすごいって、アフガニスタン国立博物館の博物館員さんたちが文化財を命がけで護って来た事実。
もちろん、黄金の文化財自体の価値もあるけれども、戦禍のなかそれを遺してきた功績と館員たちの想いが、作品をより輝かせているように感じました。
数ある作品の中で、私が印象的だったのは、車に乗った大地の女神の円盤「キュベーレ女神円盤」です。
銀盤にかたどられた作品で、ところどころに鍍金があしらわれ、なかでも私は天空に太陽の神と三日月、星が並んでいるのが神秘的で気になりました。
ちなみに、大地の女神・キュベーレはあの『機動戦士Zガンダム』『機動戦士ガンダムZZ』のハマーン様が乗るモビルスーツ・キュベレイの由来でもお馴染み☆
あ、漫画アニメネタといえば、展示作品の中に「エンディミオンとセレーネーのメダイヨン」というのがあって、セレーネーは月の女神なので…もうこれは完全に『美少女戦士セーラームーン』だよな、と思いました( ̄ー ̄)(正確には、セーラームーンの方が神話をモチーフにしたのだけれど)
セラムンファンの方、セーラームーン展だけではなく、アフガニスタン展も是非観に行ってみて!
あとは、ティリヤ・テペの遊牧民族のお墓に埋葬された、恐らく偉い人たちの埋葬品が、現代の私たちが見ても「オシャレだな」と思える装飾品でした。
ハート♡も多かったですね!この時代からあったのか…(この人達も「ハート」って呼んでいたのかな…)
ひとりひとり全く違うファッションなのも見ていて飽きなかったです。
移動が多い遊牧民族らしく、冠が解体できるのも面白かったです。(何だかちょっとありがたみは減退してしまいますが)
「自らの文化が生き続ける限り、その国は生きながらえる」
"A nation stays alive when its culture stays alive."
これは、『再開を期してアフガニスタン国立博物館入口に掲げられたメッセージ』で、今回の特別展でもテーマとして掲げられています。
今回の展示を見て、より一層日本の文化を大切にしたいなと思えた展覧会でした。
トーハクでは、6月19日(日)まで開催されています。
興味のある方は是非観に行ってみてくださいね♪