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映画『レヴェナント:蘇えりし者』

恒例の映画デーなので、レオナルド・ディカプリオが悲願のアカデミー賞主演男優賞を受賞した映画『レヴェナント:蘇えりし者』を観て来ました!

www.foxmovies-jp.com

明るい映画ではないというのは前々から知っていましたが、予想以上に重い映画でした。

クマに襲われて瀕死の状態になったグラス(レオナルド・ディカプリオ)は、仲間の中でもグラスを快く思っていない男、フィッツジェラルドトム・ハーディマッドマックスの主演の方!)に埋葬の準備をされ息の根を止められそうになる。
そして、何もできないグラスを助けようとした息子のホークは、目の前でフィッツジェラルドに殺されてしまう。
極寒の山中にボロボロの身体で見捨てられたグラスは、唯一の生き甲斐であった息子への復讐の為に蘇る―――。

ここまでやるか…というほど大変なことになっています。
これは主演男優賞とらないと浮かばれないよ、と苦労がうかがえる映画でした。
序盤のクマとの生々しい闘いからはじまり(観ていて痛い…でも、凄まじい臨場感っでした)、その後のサバイバル生活も壮絶。寒いからってあんな中で眠るなんて…

少し落ち着ける場所ができたかと思うと、すぐに次の災難がやって来て、3時間観客を休ませてくれませんでした。

これ、実在する人の話なんですもんね……事実は小説より奇なり、ですよホント。(原作は小説ですが)

生きる執念を持って立ち上がったのは良かったのですが、それが復讐の為というのが何とも形容しがたく……綺麗ごとでは無いという点で、これが現実なのかなと割り切るところもありつつ、ちょっと怖いなという気もしました。

さすがアカデミー賞受賞するだけあって、監督も主演も撮影も極限の状態で作った映画だと感じたので、観るなら映画館で観る作品だなと思いますよ!
あ、ちなみに音楽は坂本龍一さんでした。(エンドロールで気が付いた)